こちらでは、ブルボン アマレロについてご紹介します。
「ブルボン アマレロ」は、ブラジルで栽培されているコーヒー。
栽培に手間がかかり生産量も少ない、希少価値の高いコーヒーとされています。
ここでは、ブルボン アマレロの名前の由来(意味)・産地・歴史・特徴・おすすめの飲み方などについてご紹介します。
ブルボン アマレロ「名前の由来」(意味)
「ブルボン アマレロ」の名前は、「ブルボン」はコーヒー豆の品種名、「アマレロ」はポルトガル語で ”黄色” の意味に由来しています。
「ブルボン」はアラビカ種に属する品種で、ブルボン島(現在はレユニオン島、マダガスカル島の東方)で生まれたことが名前の由来なのだとか。
「アマレロ」は、コーヒーチェリーが熟すと黄色くなることが名前の由来なのだそうです。
ブルボン アマレロ「産地」
ブルボン アマレロの産地は…
ブラジル・ミナスジェライス州にある「カルモデミナス」。
「カルモデミナス」はブラジル南東部にある高原地帯で、高品質のコーヒーの産地として有名。
標高1000~1500mの山岳地帯で降雨量が多く、穏やかな気候と火山性の肥沃な土壌がコーヒー栽培に最適な環境となっています。
コーヒー農園も多数あり、「アルコイリス農園」「シティオ・ダ・トーレ農園」「カルモ農園」「ベラビスタ農園」「ボンジャルディン農園」などの有名なコーヒー農園もあります。
世界のコーヒー産地を大きく分類すると、
「中南米」 … キューバ(クリスタルマウンテン、シエラマエストラ)、グアテマラ、コスタリカ、コロンビア(エメラルドマウンテン)、ジャマイカ(ブルーマウンテン)、パナマ(ゲイシャ)、ハワイ(コナコーヒー)、ブラジル(ブルボン アマレロ)など
「アジア」 … インド、インドネシア(コピ・ルアク、ジャワコーヒー、トラジャ、マンデリン)、ベトナムなど
「アフリカ」… イエメン(モカマタリ)、エチオピア(モカシダモ)、ケニア、タンザニア(エーデルワイス、キリマンジャロ)など
などのような産地に分類されます。
ブルボン アマレロは、中南米系のコーヒーになります。
ブルボン アマレロ「歴史」
ブルボン アマレロは、アラビカ種の1種であるブルボン種(レッドブルボン)と黄色い実になるティピカ種(アマレロ・デ・ボッカツ)の交配種。
アマレロ・デ・ボッカツは1870年代にブラジル・サンパウロ州で見つかったティピカ種で、ブルボン種(レッドブルボン)との自然な交配によって生まれたのが「ブルボン アマレロ」なのだそうです。
ブルボン アマレロの産地であるミナスジェライス州・カルモデミナスは、19世紀前半にサンパウロ州からミナスジェライス州にコーヒー栽培が拡大。
19世紀後半にはヨーロッパ移民の増加もあって、カルモデミナスでのコーヒー栽培が更に発展。
20世紀には、高品質なコーヒーの産地として世界的に知られるに至ったという歴史があります。
ブルボン アマレロ「特徴」
ブルボン アマレロの特徴は、さわやかでフルーティーな甘味。
マイルドな苦味や濃厚なコクもあり、バランスの取れた味わいを楽しめます。
ダークチョコレートのような甘い香りも、ブルボン アマレロの特徴です。
ブルボン アマレロ「おすすめの飲み方」
ブルボン アマレロはブラック(砂糖やミルクを加えない)の状態でも飲みやすいですが、その特徴でもある甘味が引き立つコールドブリュー(水出しコーヒー)もおすすめの飲み方です。