こちらでは、ナリーニョについてご紹介します。
「ナリーニョ」は、コロンビアで栽培されているコーヒー。
ここでは、ナリーニョの名前の由来・産地・特徴・グレード(格付け)・おすすめの飲み方などについてご紹介します。
ナリーニョ「名前の由来」
「ナリーニョ」の名前は、ヌエバ・グラナダ副王領を独立に導いたアントニオ・ナリーニョに由来しています。
ナリーニョ「産地」
ナリーニョの産地は…
コロンビアの南西部にあるナリーニョ県。
ナリーニョ県はほぼ赤道直下(北緯1度)という立地で、日射量が非常に豊富。
一般的には、ナリーニョ県のような標高の高い地域(最高海抜2300m)では寒すぎてコーヒーの栽培は難しいとされていますが、その日射量の多さにより峡谷や谷底に日中に蓄積した熱が夜の寒さを軽減することで、コーヒーの栽培が可能となっています。
火山性の肥沃な土壌で、険しい山岳地帯で収穫から乾燥まですべて手作業でおこなわれる、高品質のコーヒーの産地として有名です。
ナリーニョ県の中でも、コンサカ地区などがよく知られています。
低い気温の中で育つことでコーヒーの木に糖分がため込まれ、まろやかな酸味と甘さが特徴のコーヒーに仕上がるそうです。
世界のコーヒー産地を大きく分類すると、
「中南米」 … キューバ(クリスタルマウンテン、シエラマエストラ)、グアテマラ、コスタリカ、コロンビア(エメラルドマウンテン、ナリーニョ)、ジャマイカ(ブルーマウンテン)、パナマ(ゲイシャ)、ハワイ(コナコーヒー)、ブラジル(ブルボン アマレロ)、メキシコ(アルツーラ)など
「アジア」 … インド、インドネシア(コピ・ルアク、ジャワコーヒー、トラジャ、マンデリン)、ベトナムなど
「アフリカ」… イエメン(モカマタリ)、エチオピア(モカシダモ)、ケニア、タンザニア(エーデルワイス、キリマンジャロ)など
などのような産地に分類されます。
ナリーニョは、中南米系のコーヒーになります。
ナリーニョ「グレード(格付け)」
ナリーニョの産地であるコロンビアでは、スクリーンサイズによって、
「エクセルソ プレミアム」 (スクリーンサイズ) 18
「エクセルソ マラゴジッペ」 (スクリーンサイズ) 17
「エクセルソ スプレモ」 (スクリーンサイズ) 17
「エクセルソ エクストラ」 (スクリーンサイズ) 16
「エクセルソ ヨーロッパ」 (スクリーンサイズ) 15
「エクセルソ UGQ」 (スクリーンサイズ) 14
「エクセルソ カラコル」 (スクリーンサイズ) 12
上記のようにグレード(格付け)が分かれています。
スクリーンサイズが16以上のプレミアム / マラゴジッペ / スプレモ と カラコル だけが、スペシャルティコーヒーに分類されています。
一般的には、スプレモを目にすることが多いと思います。
ナリーニョ「味や香りの特徴」
ナリーニョの特徴は、さわやかでフルーティーな甘味と酸味。
濃厚なコクもあり、苦味・甘味・酸味のバランスが取れたコーヒーです。
独特の芳醇な甘い香りも、ナリーニョの特徴です。
ナリーニョ「おすすめの飲み方」
ナリーニョのさわやかな酸味と濃厚なコクを楽しめる、深煎りでのドリップコーヒーやエスプレッソがおすすめの飲み方です。